今回も自分メモ的な内容で恐縮ですが、今回はクリック報酬型と成果報酬型のアフィリエイトを行うにあたって、考え方をかなり変えてサイトを作るべきではないかという自省、改善活動について。
当方はアドセンスを主軸にしたアフィリエイトブログを2-3運用していますが、最近はクレジットカードブログに力を入れています。クレジットカードは大手サイトに食い尽くされていると思われがちですが、まだまだ稼げるジャンルな気がします。そりゃ大手と戦うのはきついですが…。
クレジットカードアフィリエイトの内容は、「カードの宣伝をして、申し込んでもらい、クレジットカード発行に至らせる」こと。「クリックしてリンク先の広告を眺めてもらう」ことが目的のアドセンスに代表されるクリック報酬型に比べるとかなりハードルが上がります。
しかしこれ一件当たりの収入が高いもので15,000円に迫るものがあるのは魅力的です。また、昨今キャッシュレス化が進んできておりクレジットカードやいわゆる個人信用情報に対する関心が高まってきていることもあり、集客をしやすくなってきているんじゃないか、と思っている事も続けている理由です。
作り手 (アフィリエイター) 側のマインドを変えるべき
クリック報酬型アフィリエイトでやってきたこと
アドセンスに代表される、クリック報酬型のアフィリエイトを行う場合、とにかくクリックしてもらえる様にすることが第一です。
- 記事の切れ目やサイト構成要素の合間に、うざくならない程度にアドセンスタグを配置する。
- サイトの基本カラーから浮かない様に、あまり紛らわしくならない程度に背景色に溶け込ませる。
この二つを行って、コンテンツを作りこんできちんとGoogle先生にインデックス登録してもらってPVが上がっていけば、アドセンス報酬も緩やかに右肩上がりになりました。
クリック報酬型、というかアドセンスの場合、仮に間違えてクリックしたところで、「ついでだから少し見ていくか」というアクセスであればそれなりに報酬も乗せてもらえます。もちろん、メインは「広告リンクだと分かっていて」クリックしてくれる人がじっくりと広告を眺めてくれること。これが最も報酬の高くなりやすいアクセスです。
多くの2chまとめサイトで見られるような、1秒で離脱されるような誤クリック・誤タップ狙いの広告配置をアドセンスでやると自分の首を絞めることになります。Googleからの評価を下げられクソ探かな広告だけ配信されたり、そもそも広告自体が配信されにくくなったりと。
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成果報酬型ではこれが通用しない
ところが成果報酬型だとクリックだけでは報酬はゼロ。何万回クリックされても報酬ゼロです。ときに有料であると判った上でクリックしてもらい、お金を払う気にさせておかないとその先にあるサービスに申し込んでもらえません。
訪問者に「買う気にさせて」クリックしてもらわないと何の意味もありません。
- 広告であると分かった上でのクリック
- 購買意欲を高めた上でのクリック
こうしたアクセスが必要になります。
量産型のテキスト自動生成システムで作ったようないわゆるぺらサイトだと成果は殆ど出なさそうです。
更に、サービスの申し込みや商品の購入に至って、アフィリエイト広告主側に「承認」してもらわないとやはり報酬はゼロのままです。実はかなりハードルが高いですね、アドセンスに比べると。
それでも一発10,000円超えは魅力的です。どうしようか、と考えて過去のデータを分析してみることに。
成果報酬型アフィリエイトではどんな風にサイトを作れば「申込み」してもらえるのか考えるべき
アフィリエイト報酬の「承認」については、広告主側の不正や中間の広告代理店の不正が未だに横行していると思われますし、色々不満もあるのでまた別記事で書いてみようと思います。
このブログに関してはアドセンスしか掲載していませんので、アドセンス規約に抵触しない限りは反社会的な内容でもなければ何を書いてもいいでしょ、ということで。
Affinger というWordpressの有料テンプレートがありますが、こちらのプラグインに、各広告リンクごとのアクセスログを記録する機能があります。こちらを使って、各ASPの成果報酬履歴と照らし合わせて、どんな広告種だと成果が出やすいか、どんなページだと成果が出やすいかといった分析をしてみました。
その結果、やはりクリック数が多くても成果にほとんどつながっていない広告種や、そもそもクリックが出にくいページの内容といったものが見えてきました。実際、アドセンスのみにしておいた方がそれらのページではより多く報酬が上がっていたと思われます。
分析に沿った改善を施し、その効果測定をまた数か月後に備忘録として書いておこうと思います。
自分のサイトでどう売り込むか
「売り込む」と書いたものの、「おススメだから買ってください」を連呼していてもうざがられるだけです。
自分のサイトのコンテンツが、どういう顧客層に響くか、を知った上で、そういった顧客層に響きやすい商品を提示する必要があるわけです。
例えば、年収300万円の方に高級車を勧めても売れにくいですよね。価格で200万以下のローン金利超優遇な車の方が買ってくれそうです。そもそもそれぐらいの年収の方が車を欲しがるものなのか、という事もよく考えるべきかも知れません。むしろカーシェアリングの広告の方が食いついてくれるかも知れないです。
こうした顧客と商品のマッチングや、自サイトのコンテンツの傾向を見て顧客のターゲティングを定期的に見直す必要がありそうです。
また、申込みや購入の際の心理的なハードルを考慮することも必要です。
年会費無料カードの方が、年会費5万円のカードよりも申し込む気になりやすい人が多いのは当たり前ですよね、こういったところもよく考えて集中するフィールドを決めていく必要がありそうです。
結局、会社員のお仕事に似ている
営業系の部門に所属している方であればやったことのある方も多いかもしれません。
- なぜ顧客Aは自社の商品を買ってくれるのか
- 同じ要件を提示してきた顧客Bは何故買ってくれないのか
こうした分析を元に、自社、自分のチームの強みと弱みを分析して、より長期的に高い売り上げを目指せるようなフォーメーションにチームを再編したり、ターゲットにするセグメントを変えたり。
成果報酬型アフィリエイトは個々の顧客に「買わせてなんぼ」なところがあります。
ただ自分が良いと思ったモノを漫然とおススメしたり、テンプレート的におススメページを作るだけでは遅かれ早かれ限界を迎えてしまうのでしょう。
以上、漫然とアドセンス便りのサイト運営をしてきた反省と、反省に基づく改善の方針について書いてみました。改善の実施後にどんな成果が出たかを、また時間があるときに書いてみたいと思います。